2012年1月6日金曜日

2012 年の目標・生活習慣 (第一版)


注意: この内容は改訂されました -> ((<"2012 年の目標・生活習慣 (改訂版)"|URL:http://epa.scitec.kobe-u.ac.jp/~noda/diary/?date=20120108#p01>))

((*年末まで覚えていない「今年の目標」立てなんて単なる儀式にすぎない!*))

ということで、良い目標の立て方に関して聞きかじった知識を動員し、
2012 年の自分の目標 (+α) を設定してみた。

最初に、今年の目標を述べると、

  2012 年 10-12 月平均の 1 日あたり『自発的タスク消化時間』を 2012 年 1-3 月平均よりも 2 時間増やす

である。
そのために、いわば時間の「はかるだけダイエット」をやることにした。
詳しくはこの後で。
いろいろサボるための抜け道は残っているだろうが、
万全を期しているうちに忘れてそのまま立ち消えになりそうなので、とりあえずこれでスタートする。


== 目標設定

=== 1.  去年に問題に思っていたことを解決する内容

* ポイント
  * モチベーションが高いので簡単には放り出さない
  * 人生の目標の一部となるような問題であるのが望ましい

自分はどうも遊ぶのが下手である。
他の人が休日に遊んでいる話を聞いて
「なんであんなに忙しいのにあれこれできるんだ!?」
と羨ましく思う。
それに比べて自分は、ひどい日は、
研究などの自分の作業さえできない日もある。
メールの読み書きやミーティングへの出席だけで一日が終わり、
「研究が進められなかった…」と嫌悪感にかられながら帰宅することもあった。
時間の作り方が下手というか、要領が悪いのだろう。

というわけで、
趣味の時間や自分自身の作業の時間を作るのを目標にした。
このあと、もう少し練っていく。

=== 2. 客観的、計測可能

* ポイント
  * 達成したか否かが一発で分かる
  * 自分ひとりでは誤魔化しにくい

他者の視点から判断できる、客観的な目標を立てよという話を聞く。
よく挙げられる例としては、資格の合否や点数。
自分の場合は、「自発的なタスクをこなせた時間」を予め定義して
機械的に計ることにした。
「自発的なタスク」とそうでないタスクの定義は以下のとおり。
実際には分類に苦しむものもあるが、こういう方向性、ということで。

==== 「自発的タスク」とは

「やりなさい」「やるべき」とは言われてなかったり、
明確な締め切りがなかったりして、
放っておいたらそのままズルズルとうしろに行ってしまうもの。
重要だけど緊急ではないタスク。準備時間も含む。

* ランニング
* 研究活動
* 研究以外の勉強
* 読みたい本の読書
* 行ってみたい場所に行く

==== 「自発的タスク」ではないタスクとは

「やりなさい」「やるべき」と言われているもの。
締め切りがあって、放っといたらつつかれるなり、怒られるなりするもの。
緊急だけど重要とは限らないタスク。準備時間も含む。

* メールチェック
* 参加必須のミーティング、セミナー
* いろいろな当番
* 学会発表やその準備

=== 3. 他者の都合に左右されにくい

* ポイント
  * 人のせいにしづらい条件にすることで、安易に放り出さないようにする

スケジュールは他人の都合に結構左右される。
割り込みタスクを完全に排除するのは不可能。
ということで、割り込みタスクは折込済みで計測、比較する。
また、「○時間」という絶対的な時間で目標を立てるのではなく、
「10-12 月の平均が 1-3 月の平均に比べて○時間長い」という相対的な目標にした。
3 ヶ月平均にしたのは、結果をならすため。
たとえば 12 月だけで判定するようにしていると、
その月に偶然割り込みタスクが多く入っただけで目標達成が困難になるからである。

日々の生活を改善するのが本来の目的なので、
細かい数字にはこだわっても仕方がない。

== 4. 実現可能性は高すぎず低すぎず

* ポイント
  * 程よい緊張感をもたせる

とりあえず、
10-12 月は 1-3 月に比べて「自発的タスク」消化時間を 1 日あたり 2 時間増やす、とした。
2 時間という数字には根拠はない。
主観的に、明らかに達成不可能ではないが、ちょっとしたズルでは達成できない量は
この程度かな、と思ったにすぎない。
これは 1 ヶ月くらい統計をとってみて、手応えをもとに修正するかもしれない。


== 目標を忘れないようサポートする行動

目標を立てただけだと忘れたりするので、
サポートする仕組みをつくる。

=== 1. 公言する

公言することには賛否両論あるらしい。
公言することで、半分達成したかのような気分になってしまうのでやらなくなる、という意見もあるようだ。
ここでは「なかったことにしづらくなる」効果が大きいと思って公言する。
自分ひとりだと「ま、いっか」で闇に葬るのは必至だろうし。

具体的にはこの場で発表している。
また毎週、「週次レポート」を公開することにする。

=== 2. 忘れない仕組みを作る

「週次レポート」を出すのを忘れたら意味がない。
ということで、自分宛にリマインドメールを定期的に送るようにしておく。
リマインドメールにはこのブログの URL も書いて簡単に見直せるようにする。

=== 3. 計測の手間を減らす

「週次レポート」の集計が面倒だと
「今週は忙しいのでまたあとで」と逃げるかもしれない。
これはプログラムによる自動集計、レポート自動生成を予定している。
具体的には以下を考えている。

==== 計測方法

タスク管理サービス Toodledo で一日を回す訓練を続けていることを前提とする。
12 月一杯は続けられたので、三日坊主になることはないだろう。

* 「自発的タスク」には Toodledo で特定のタグをつける
* 一日に一回、その日に実行できた「自発的タスク」を自動で取得、解析
  * 一日に、当初予定していたタスクの実行率は?
  * 「自発的タスク」の実行率は?
* 一週間に一回、「週次レポート」を自動生成し、自分や web に投げる

=== 4. 罰を設定するなど、やらないでいられないようにする


自動投稿ができる場合は意味がないが、
手動で投稿することにした場合は、
忘れたら研究室の飲み物代に 100 円寄付するなどを設定するかもしれない。

あえて結果を手動で投稿する仕組みにすることで、
悪い結果を恥じる心理的罰を与えることも考えている。
でもこれは投稿しなくなるきっかけにもなるので諸刃の剣か。
「今日は週次レポートの発表日です」だけ自動投稿にして
逃げられないようにするのもありかな。


== その他

=== その他、目標達成を支援しそうなこと

はかるだけダイエットは、はかっているだけでは痩せない。
ということで定常的に以下を行う。

* 各作業の見直し、高速化
  * 作業手順書やチェックリストの作成、見直し
* Toodledo の毎日のメンテナンス
  * 睡眠時間も含め、1 日の行動時間が 23 時間程度に収まるようにする

=== とりあえずやった/やること

今後の具体的行動は以下のようになる。

* 完了
  * 今後一週間、各日のタスク量を計算するプログラム作成
  * 上記プログラムを利用して毎日自分にタスク調整を促すレポートが来るように cron  設定
* 今週から来週
  * 週次レポートの自動集計システムの作成と設置
  * 1/7 (土) に最初の進捗状況 or 週次レポートを公開する
* 1 月中
  * 計測結果をみて目標を微修正する

以上。

0 件のコメント:

コメントを投稿