2012年1月28日土曜日

[週次レポート] 1/21-27 のまとめ


== あったこと、やったこと

* 歴史の学び方に関する考えを大量にツイートし、
  こんな歴史の授業を受けたい http://togetter.com/li/244865
  としてまとめた
  * Togetter で作った初めての公開まとめ
  * 機会があればブログにまとめ直したい
  * この中のツイートが自分史上最高の RT 数になった

* LINE 入れてみたが、使わず
  * 自分の電話帳の中の、知り合いの個人情報がサーバに送られる仕様が気に入らない

* Toodledo のお試しプレミアムをする
  * のちに普通のプレミアムに移行

* 堀「理系のためのクラウド知的生産術」を購入した
  * でもまだ読んでない

* 時間ログから一日の「充実度」を適当にでっちあげてみることにした
  * ランキングや新記録が好きなので、ゲーム感覚でやることに。

* 月, 火は午後に集中して作業ができた。それ以降はやや息切れ。

* 作業が進んだ日はそんなに充実感なく、拍子抜けした状態で帰宅する傾向にある?

* Debian Linux (squeeze) で使っている ibus-mozc (野良ビルドした mozc-ut) をやめて、
  squeeze-backports の scim-mozc を使うことにした
  * SCIM は全角、半角にする際に別のキーを割り当てられるため
  * uim のほうはインストール時にエラーになった

* アナログ停波以降、自宅でテレビを見なくなってから半年が経った。

* 大学の図書館の転送サービスを利用してみた

* 最近の Twitter の TL チェックは、知り合い以外のもののチェックはスパースになりつつある

* Echofon から写真付きツイートできることを知って、Twitpic を使わないことにした。

* 適当な気分でつぶやいた「ライフハック川柳コンテスト」がフォロワーさんによって
  ハッシュタグとなって拡散される
  * テンション上がる

* メンテできず、ダラダラしていたプロジェクト (グリッドコンピューティング関係) を畳んだ。


== 先週、やると宣言したことの結果

=== Toodledo のバックアップスクリプトの完成

先週から進んでいません。
Toodledo をプレミアムにしたことにより
バックアップ期間が大幅に伸びたので急ぐ理由がなくなりました。
今は Toodledo よりも Paymo のログを見るほうが
次の行動を練るにあたって重要なので、
このスクリプトに関しては、
また重要だと思うようになるまで休みます。

=== Paymo の時間ログをもとに Toodledo の調整を行う生活を続ける

実行中です。
今日も、今週の Paymo のログを参考に Toodledo のタスクを大幅に変更しました。
Toodledo のタスクリストのぜい肉が削れてきました。

=== 次回の週次レポートから, 時間ログの統計を載せる

計算するプログラムはおおよそできたのですが、
表示をもう少し工夫したいので
掲載は来週からということで。

== 来週やること

* (引き続き) Paymo の時間ログをもとに Toodledo の調整を行う生活を続ける
* 週次レポートに, 時間ログの統計を載せるようにする


2012年1月27日金曜日

タイピングを鍛える以外で 高速に入力するための三つの方法


== はじめに

文字入力が遅いと思考にも悪影響を及ぼします。
頭の中を吐き出すのに時間がかかるとその度に思考が妨げられます。
そして書くのが遅くて億劫だと、
試しに書いて考えてみる、ということをやらなくなってしまうので、
思考もなかなか進みません。

タイピングは練習すれば早くなりますが,
ある程度以上は限界があります
( ((<"タイピング技能検定"|URL:http://web.e-typing.ne.jp/outline/text1.htm>)) によると上級者で 300 字/分程度)。
今回はその限界を伸ばす方法を三つ紹介します。
いずれも多くの OS やアプリに有効であり、一度設定してしまえば済むものです。

== 1. 予測変換機能のついた変換エンジンを導入する

予測変換機能とは、携帯電話での入力のように、
途中まで入力したらシステム側が変換候補を先回りして提示してくれるものです。

私は ((<"Google 日本語入力"|URL:http://www.google.com/intl/ja/ime/>)) を使っています。

Google 日本語入力に限らず, 最近はいろいろな変換エンジンが
予測変換をサポートするようになってきているようです。

=== Windows, Mac の場合

上記ページからダウンロードできるインストーラを使えば入ります。

=== Linux の場合

Google 日本語入力は mozc という名前になります。
Debian Linux (squeeze) でしたら squeeze-backports を apt-line に追記すれば、

  # apt-get install scim-mozc mozc-server mozc-utils-gui

などで利用できます。
ここでは後で述べる理由から、scim-mozc を使っています (SCIM はもはやメンテされてないので微妙な気分ですが)。ibus-mozc, uim-mozc もありますので好みに応じてどうぞ (注意: 記事執筆時点の私の環境では、uim-mozc はインストール時にエラーになるため使えていません)。
また, Emacs 用に emacs-mozc,  emacs-mozc-bin パッケージも提供されています。

SCIM の場合は

  ツールバーの 「システム」 -> 「設定」 -> 「入力メソッド切替器」 -> scim-bridge

を選択したうえで ~/.xprofile に以下を記入します。

  ### scim
  export XMODIFIERS="@im=SCIM"
  export GTK_IM_MODULE="scim-bridge"
  export QT_IM_MODULE="scim-bridge"
  scim-bridge &


この後、ログインしなすと設定が有効になります。

最初は、希望通りの変換候補が現れたときに Tab を押すのに慣れないかもしれませんが、
いったん少ないタイピングで長い候補をザクザクと打てる快感を味わってしまうと
Tab キーの出番がないかと待ち遠しくなると思います。

== 2. 短縮語登録

長くてよく使う言葉、言い回しは
変換エンジンの辞書登録機能を使って、
少ないタイピングで変換してしまうようにします。
具体的にどういうものを登録したらいいのかは
「辞書登録」「単語登録」で検索するとたくさん出てきますが、
基本的には「自分の書く文章によく出てくる単語、言い回し」になります。
例としては以下のようになります。

* 人名
* 住所
* 電話番号
* メールアドレス
* URL
* 挨拶
* 曜日
* プログラムやマークアップ言語の断片

自分が過去に書いたメールを見返すと、
もっとヒントが見つかるかもしれません。
案内文やリマインダはテンプレートを作ってしまうのも手ですね。

私はこういうのも登録しています

* ここから: --------------- ここから ---------------  (「ここまで」も同様)
* ちわく: 地球惑星科学
* けn: 研究室
* みー: ミーティング

おまけ: 一般的ではないですが
((<"地球物理辞書"|URL:http://www.chibutsu.org/jisho/>))
を入れれば地球惑星科学関連の専門用語も登録されます。


== 3. キーマップの変更

少ないタイピングで多くの文字を、という以外にも、
よく使うキーを打ちやすい場所に割り当てる、という方法で
高速化をはかることもできます。

よく言われているのは JIS キーボードでの "CapsLock" と "Ctrl" の入れ替えですね。
こうすると左手小指を少しずらすだけで "Ctrl" に届くようになり、
小指の負担も減ります。

上記に加えて提案ですが、
"半角/全角" も別の場所に移すのをお勧めします。
移動先は、スペースキー横の「変換」「無変換」で、

* 「変換」を押すと全角になる
* 「無変換」を押すと半角になる

というようにします。
Mac では既に「かな」「英数」があるのでそうなっていますね。
こうする利点は以下の二点です。

* 入力が高速になる。
  「半角/全角」を押すのには左手の小指を伸ばす必要があり、
  ホームポジションを戻すためのタイムラグが生じたが、
  新しい位置だと親指のすぐ近くなので一瞬で押せる。しかもホームポジションは崩れない。
* ミスタイプが減る。「半角/全角」でトグルする方式だと、
  現在どっちの状況なのか忘れると半角と全角がひっくり返るので
  F10 キーを押すなどの修正が必要になる。新しい位置だと忘れても
  入力したいモードのキーを押せば必ず期待するモードになる
  (もちろん変換エンジンのアイコンを見ればどっちのモードかは分かりますが、
  いちいち視線移動して確認するよりは上記のように割り当てたほうが速いと思います)。

#余談: 使わなくなった「半角/全角」に "Esc" を割り当てるとさらに便利になるかもしれません。私はまだ試していません。

=== Windows の場合

スバリそのものの記事は見つからないのですが、
((<"Atokで入力ミスを減らす方法(半角/全角|漢字) | Web scratch"|URL:http://efcl.info/2008/0329/res123/>))
が参考になります。
上記は ATOK の場合ですが、MS IME でも似たような設定方法になります。

=== Linux の場合

Debian Linux (squeeze) で scim-mozc を入れた場合は、
「システム」 -> 「設定」 -> 「SCIM 入力メソッドの設定」で設定画面を表示し、
以下の設定をします。

* 「フロントエンド」 -> 「全体設定」の「オプション」で、キーボード配列を「日本語」にする
* 「フロントエンド」 -> 「全体設定」の「ホットキー」に以下を割り当て
  * 「開始」を Henkan (「変換」キー) にする
  * 「終了」を Muhenkan (「無変換」キー) にする
* 「IM エンジン」の「全体設定」の「日本語」で mozc にチェックが入っているか確認

ちなみに ibus-mozc では開始と終了に同じキーしか割り当てられないようなので
あえて scim-mozc を使った次第です。


== まとめ

今回、入力の高速化のために以下の方法を紹介しました。

(1) 予測変換の導入
(2) 短縮語登録
(3) キーマップの変更

最初は慣れないかもしれませんが、
慣れてくると以前より高速かつストレスが少なく入力できるように
なっているはずです。

2012年1月21日土曜日

[週次レポート] 1/14-20 のまとめ


今週も簡単のため箇条書きで。

== あったこと、やったこと

* EGU の発表を申し込んだが, 自分自身が行けるかは微妙.

* 2014 年末までに商業ベースの本を出したいと宣言
  * 練習として 2012 年末にブログを自作の電子書籍にまとめてみる

* 時間ログ Toggl から Paymo に乗り換えた
  * Toggl は一週間で終了したことになる
  * iPhone アプリで、落ちてから再起動したときにタイマーの内容が書き換わるバグを発見、Paymo の中の人に報告するも向こうでは再現せず
  * Paymo の iPhone アプリは上記のようなバグがあるものの, 起動に 10 秒程度かかる Toggl よりもはるかに軽いので使用を継続中.

* 時間ログより以下を発見
  * 通信販売での買い物に時間がかかりすぎてしまう癖を発見. 大まかな流れは以下のとおり
    * 最安値で売っている場所を検索
    * 類似製品が目に入る
    * 目的に対する他のソリューションを思いつく
    * いろいろ探し始める
    * なし崩し的にネットサーフィンに突入
    * 数時間経過
  * 集中できている/できていない時間がわかりやすい
    * 集中できてない時は作業内容を切り替えたりトイレ行ったりと、間隔が短い項目がたくさん並ぶ。Paymo のカレンダー表示だと一目瞭然。
  * 朝型だと思っていたが, どうもスロースターターで夜型らしい
    * 朝はスロースタートで昼食後低迷
    * 夕方以降から日付が変わるくらいまでトップスピードで走る
    * 日付が変わると眠くなって終了
    * 言い換えると, 自分の「習慣化のゴールデンタイム」は夕方以降の身支度以外の時間
      * これまで, 夜は疲れていて新しいことなんて続かないのでは、と思っていたが、実験してみる?

* Sleep cycle alarm clock の状況
  * これまで計測した 74 日間の平均睡眠時間は 5:15
  * ただし, 休日は二度寝することもあるので実際はもう少し長いはず

* ネットサーフィン関連の時間圧縮
  * Twitter の整理
    * Twitter で大量に読み込むと後半が重くなるのでリストを分けてみた
      * もっとよい方法を探し中
  * Summify の見直し
    * ipod でなく PC で見ることにする
    * その矢先, Summify が Twitter に買収され, サービスの先行きが怪しくなったのでやめることを検討中

* スキルの共有に関して、ちょっと考察
  * トリガーとなったのは以下のニュース
    * ((<"脱電子メールの4年間:IBM社員のワークスタイル(WIRED.jp) - Y!ニュース"|URL:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120118-00000306-wired-sci>))
  * PC やネットが普及する前は他人の仕事風景がよく見えた (例: 電話応対) ので参考にしやすかった。今は PC 画面を覗き込むのはダメなので、真似ができず格差が生じやすい。SNS で仕事を公開することで以前のようにスキルの共有を促進する環境ができるかも。

* 日曜に研究専用の週次レビューをやることにしてみた

* 佐々木式の方法について気づき
  * ご本人から「PDCA サイクルの A で始まるのに対応」と聞いたが,
    ((<"平本相武「成功するのに目標はいらない!」"|URL:http://www.amazon.co.jp/dp/4769609469>))
    におけるボトムアップ型に対応することに気づく.
  * P (Plan. Goal から生じたもの) で始めるとうまく行く人がトップダウン型
  * 過去の自分の失敗は, ボトムアップ型スケジューリングのくせにあれもこれもと詰め込んでいたせい, と考えた.

* 観測値にばらつきがあるタスク管理の最適化はどうすればいいかと考え中. データマイニングとしてはどうすればいいか, なども.

* えらく淡々と終わった日があった. 拍子抜けしてるが, 良い日だと思われる.
  * 以前は「疲れた」と「成し遂げた」を混同していたので, 疲れきるまで帰らないことも多かったためか

* 自分の時間を自分でハンドルできている感覚を取り戻せてきた.

* 読書管理サービスとしてメディアマーカーを導入
* GMail, Twitter を高速に検索できるサービス CloudMagic を導入してみた
  * あまり使っていない

* iPod に HabiTimer を入れてみた
  * 定期的にリマインドしてくれるアプリ
  * まだ使っていない

* Foursqare のチェックイン数が 500 になった

* Pocket Wi-Fi のファームウェア更新をした
  * 3 回目に成功
  * 充電時間が短くなったり, 使用中の充電が可能になったりしたはず.

* まだまだ, Toodledo で生活を回すための準備に結構時間がかかっている段階
  * そろそろクラウドサービスを集中的にいじるのは控えることにする
  * 趣味の時間を増やす, という目標が本末転倒になっている事態が長く続くと挫折の原因になるので, ぼちぼち進める

== 先週、やると宣言したことの結果

=== Toodledo の過去ログを保存するスクリプトの作成

* 取得およびファイルへの保存はできたが一部不具合がある.
  * データ数が 1000 を越える場合は未対応.
  * 保存された yml では日本語がバイナリ扱いされる
    * 後で確認

=== Toggl (Paymo) による時間ログをもとに, Toodledo のタスクを再編する

* やりました.
* Toggl, Paymo でとった時間ログが 1 週間強たまったので
  Toodledo に反映させてみた
  * タスク数ベースで 4 割が先送りタスクになっていたので
    これを排除. 先週のログに近いタスクリストができた.
  * この週はこのタスクリストで過ごしてみた.
    タスク量が減ったので当たり前だが, 前の週に比べてやり残しははるかに少なくなった.

== 来週やること

* Toodledo のバックアップスクリプトの完成
* Paymo の時間ログをもとに Toodledo の調整を行う生活を続ける
* 次回の週次レポートから, 時間ログの統計を載せる

2012年1月14日土曜日

[週次レポート] 1/7-13 のまとめ


2 回目の週次レポートです。
ちゃんとした文章にしていたら時間がかかりすぎて
長続きしそうにないので、箇条書きでご容赦ください。

== 何があったか

* 1/6 のクラウドタスクセミナーのまとめを帰ってから一気にまとめた
  * ((<"1/7 のブログ"|URL:http://epa.scitec.kobe-u.ac.jp/~noda/diary/?date=20120107#p01>))
  * 「あとでまとめよう」と思っていたら絶対やらない性格なので
  * セミナー講師の佐々木正悟さんと主催の藤本高司さんにお礼とともにブログを書いたことをお知らせ
    * なんと、お二方からブログで引用していただけました。感激!
      * ((<"122 タスクリストとチェックリスト &#8211; ライフハック心理学"|URL:http://www.mindhacks.jp/2012/01/post-4110>))
      * ((<"ありがとうございました!「クラウドタスク管理術セミナー&ライフハックカフェ 」 | 想造ノート"|URL:http://souzou.fuzimoto.info/2012/01/blog-post_07.html>))

* はじめての週次レポートを書いた
  * ((<"1/7 のブログ (その 2)"|URL:http://epa.scitec.kobe-u.ac.jp/~noda/diary/?date=20120107#p02>))

* Toggl で本格的に時間ログを取り始めた
  * 読み込み時間の長さや PC と iPod touch での同期がうまくいかない問題で苦しむ
  * iPod touch のアプリは更新されて少し軽くなった
  * 3 日くらいで多少はログ取りが慣れた
  * 丁度良いタイミングで Paymo を知ったので乗り換え検討中

* 時間ログをとり始めていろいろ気づいた
  * Twitter を見ている時間が多すぎる -> 危機感 -> 整理
    * Twitter のフォロワーとリストの整理
      * 見るリストとタイミングの整理
    * Summify の活用
  * 実測値が精神に与える威力が大きいことに気づく
    * 単なる想像より、心理のはいり込む隙間が小さい
  * トイレや休憩の時間がバカにならない (3 連休期間も含めているが、起きている時間の 2 割)
    * トイレや休憩の時間を見積もりに入れない計画は失敗必至と思う
  * 集中力が切れた瞬間が分かる
    * つい長めに休憩をとってしまった時
    * 作業と休憩が半々くらいになった時

* PC, iPod touch を多少カスタマイズ
  * iPod touch のアプリの画面下側のアプリを入れ替え
    * 左から FastEver snap, FastEver, Toodledo, Toggl
  * ブラウザの初期ページやタブの並びも修正
    * Google Chrome の一番左は Toodledo, その右は Toggl を定位置にした

* RSS, Twitter の特定リストのチェックに堀式速読術を採用
  * 「自分の行動に影響するか?」を頭に入れながら読むようにしている
    * 単に「面白い」だけの話はスキップ
  * Twitter は web で読んでいると重いので対策を考え中

* Toodledo の整理
  * 先週の佐々木さんセミナーの影響から、「タスクリストには実際にやるものだけ表示されているようにする」ということで先月「理想的な生活」として突っ込んだ、「背伸びしすぎた」タスクを Evernote に退避
  * Toggl の結果より、同じ作業でも同じ時間帯にできるとは限らないことがはっきりしたので, 同じ内容のタスクでも
    * 簡単な手順書は Toodledo のタスクに付属するノートに書いていたが、こういう運用するとカイリが生じがちなので Evernote へのリンク的なものを張るようにしようと思っている (方法は気が向いたらブログ化)

* いろんな手順書の作成中
  * しんどい作業は「ペンを持つ」「このコマンドを入力する」レベルまでタスク分解

* 体が冷えていると心身ともに駄目

* Togetter で毎週のツイートをまとめる実験開始

* 睡眠時間の確保につとめる
  * 一部の日は他の日より 1 時間くらい早く寝た


== 先週、やると宣言したことの結果

=== 2012 年の目標とそれをサポートする行動の再構築


やりました。
((<"1/8 のブログ"|URL:http://epa.scitec.kobe-u.ac.jp/~noda/diary/?date=20120108>))
に書いたとおりです。

=== Toodledo の過去ログを保存するスクリプトの作成

できてません。
前に作った、Toodledo の内容を集計するスクリプトにバグが見つかって
バグつぶしをやっていました。
また、あとあとのためにライブラリを整備していたため、ようやく作れる基盤ができた、
という状況です。

#完全に言い訳ですが、デバッグのついでに Toodledo サーバからの session token の取得部分をいじったのですが、
試行錯誤中に 1 時間に 10 回の取得制限に引っかかってストップ、という状況がありました。

== 来週やること

* Toodledo の過去ログを保存するスクリプトの作成
  * 足回りの整備はできたのであとは組むだけのはず

* Toggl (来週から Paymo?) による時間ログをもとに, Toodledo のタスクを再編する
  * 実績を叩き台にして、理想に近づくよう改変していく作戦をとる
  * とりあえずは、土日中に時間ログ (実績) を Toodledo に反映し、平日はその実績を上回るようなパフォーマンスを出せないか考えながら行動する
    * でも来週は不定期なイベントが入っているので先週をなぞるようにはやれないだろう

2012年1月9日月曜日

[toodledo] Toodledo で深夜のタスクに生じる問題と、その部分的解決策


== はじめに

佐々木正悟さんの「((:<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4492580948/">クラウド時代のタスク管理の技術</a>:))」に倣って、
生活に関する全ての行動をタスクとして Toodledo に突っ込んでみたところ、
深夜にちょっと困ったことが起こりました。

== 問題点

私は 24 時に寝るのを目標にタスクを登録しているのですが、
時としてそれ以降にずれ込んでしまうことがあります。
そのときは、日付が変わってからタスクにチェックを入れることになるのですが、
タスクの繰り返し条件を "Repeat from Completion Date" としているものがあると面倒なことになるのです。

具体例を挙げましょう。
毎日 23:50 に終了予定の繰り返しタスクがあったとします。
たとえば今日が 1/9 とすると、1/9 の 23:50 が終了予定です。
このタスクがなんらかの都合で遅れて 1/10 の 0:10 に終了したとしましょう。
言い換えると、1/10 の 0:10 にチェックを入れることになります。
もし、このタスクの繰り返し条件が "Repeat from ((*Due*)) Date" ならば
次は 1/10 の 23:50 に終了予定がセットされます。
これは期待した動作です。

では、このタスクの繰り返し条件が "Repeat from ((*Completion*)) Date"
ならばどうなるでしょうか?
チェックを入れたのが 1/10 になってからですから
1/10 の分が終わった扱いになってしまい、
次は 1/11 の 23:50 に終了予定がセットされるのです。
つまり、1/9 の分をチェックしたつもりが 1/10 の分まで消えてしまうのです。
これは期待した動作ではありません。

このまま使う場合は、
チェックを入れる際には時計を見て、日付が変わっていた場合はチェックしてから
Due Date と Start Date を一日戻す、という操作をしなくてはなりません。
別の方法としては、 "Repeat from Due Date" にしておけば
タスクがスキップされるのは避けられますが、
それだと「このタスクは本当は "Repeat from Completion Date" である」
と覚えるかメモする必要がある上、
チェックを入れたあとに Due Date と Start Date
が期待した日になっているか確認・調整する作業をしなくてはなりません。
どちらの方法も面倒くさいので困っていました。

== 部分的解決策 (ブラウザ版)

先日、根本的ではないものの解決策を思いつきました。
それは

「タイムゾーンの変更」

です。
先に、欠点を挙げておきますと

* アラームなど時刻に関係するものを使っている人にはおすすめできない
* ブラウザ版には有効だが、iOS などのクライアントには現実的ではない

となります。

佐々木式に Context でセクション分けをしているだけなら問題は生じないと思われます。
また、私の手元では今のところ、タイムゾーンの変更前後で
Start Time, Due Time に入力した日時がずれるなどの
症状は起こっていません。

ブラウザからのタイムゾーンの変更方法は以下のとおりです。

((*注意: タイムゾーンの変更により何らかの悪影響が生じる可能性があります。自己責任で行ってください!*))

  画面右上の Setings
  -> Account Settings の中の Timezone Regional Settings の欄の右側にある edit を選択
  -> Timezone の欄の auto のチェックボックスにチェックが入っていたら外す
  -> auto のすぐ左のプルダウンを選択して好きな時間だけ巻き戻す
  -> 下にある黄色い Save Changes ボタンを選択

日付が変わった後にこの操作をやって
Hotlist などをリロードすると、表示が前の日に戻るのが分かると思います。

巻き戻す時間数ですが、
確実に寝ているだろう時刻と 0 時との差だけ巻き戻せばよいと思います。
私の場合は AM 5 時には確実に寝ていると思い、5 時間巻き戻しました。
こうすると、Toodledo の中では日本時間の AM 5 時になってから次の日になるので、
その時刻までなら "Repeat from Completion Date" のタスクにチェックを入れても先程の問題は生じなくなりました。
これで、深夜のタスクに関する問題は解決しました (ただしブラウザ版に限る)。


== 部分的解決策 (iOS 版クライアントの場合)

ブラウザ以外からも操作している場合はもう少し設定が必要です。
私は iOS 版クライアントも使っていますが、
そのままの設定で同期するとブラウザ版のタイムゾーンが元に戻ってしまいました。

iOS 版クライアントでは以下の設定をする必要がありました。

  アプリを立ち上げる
  -> 右下の「設定」タブをタップ
  -> 「一般設定」の「同期」バーをタップ
  -> 「タイムゾーンの同期」をオフにする

これで同期してもタイムゾーンが変わらなくなりました。
ただ、iOS 版クライアントのほうでは iOS のタイムゾーンを使うようで、
本気でやるなら iOS の「設定」でタイムゾーンをいじらなくてはいけません。
さすがにそれは他のアプリへの影響が大きすぎるのでやりませんでした。

== さいごに

結局、「日付が変わった場合はブラウザから操作する」という条件がついてしまうのですが、
従来よりは考えることや操作数が減ったのでまあいいか、と考えています。

根本的な解決方法をご存知でしたらぜひ教えて下さい。

2012年1月8日日曜日

2012 年の目標・生活習慣 (改訂版)


((<"2012 年の目標・生活習慣"|URL:http://epa.scitec.kobe-u.ac.jp/~noda/diary/?date=20120106#p01>))
を改訂しました。
最初のものに、1/6 に参加したセミナーで学んだ内容を取り入れたものです。


== 当初の目的の再確認


* 「趣味など自発的なタスクをもっと楽しむ (やる)」のが原点!
* -> 自発的なタスクにとりかかる時間を増やす
* -> 自発的でないタスクにとりかかる時間を減らす
* -> タスク処理効率化
* -> タスク管理ツールの導入、過去の成功パターンを使いまわすための時間ログ取り




== 2012 年の目標


  2012 年 10-12 月平均の 1 日あたり『自発的タスク消化時間』を 2012 年 1-3 月平均よりも 2 時間増やす


これは変わらず。
「自発的タスク」の定義は
((<"1/6"|URL:http://epa.scitec.kobe-u.ac.jp/~noda/diary/?date=20120106#p01>))
と同じなので省略。


== 目標達成のために習慣化すること


* Toodledo を中心に生活を回す
* 時間ログとり。「ログ=タスク」化 (Toggl <-> Toodledo)
* 「やること」だけを Toodledo に並べるようにする (someday 管理) (Toodledo <-> Evernote)
  * Toodledo から GTD における "someday" を追い出す
* (あれ? プロジェクト管理は?)




== 具体的行動


大筋では大橋・佐々木式を採用。
ただし現時点では TaskChute は使っていない。


=== 最初の一回だけやること (習慣化サポートのための下準備)


* 毎週自分に「週次レポート」を書くようにリマインドさせる
  * 自分宛にリマインドメールが届くようにする
  * Toodledo で週次タスクとして登録
* 各種プログラムの作成
  * 詳細は後述の「毎日やること」「毎週やること」内の「自動で実行されるようにすること」を参照
* Evernote の掃除
  * someday に対応する領域が乱立していたので統廃合
    * 量が多いので一日少しずつやるよう繰り返しタスクとして Toodledo に登録
* Toodledo での繰り返しタスクの名前を Toggl に PC で入力しておく
  * Toodledo と共通のタスク名を使いたいが、長いタスク名をフリック入力するのはストレスになるので
    * 過去に入力したことのあるタスクは入力支援がある (いつまで有効?)
  * 1 秒くらいのダミータスクとする


* Toodledo のカラムの並び順を変更
  * Due Date がタスク名の近くにあると、"Today" より古いものを書き直し (先送りし) たくなる癖が出てしまうため、Due Date, Start Date を右端に追いやる


=== 常に心がける




* 時間ログ取りの習慣化
  * Toggl での時間ログ取り


* (これまでやってしまっていた) Toodledo 内で日付の先送りはやらない


  * 週次レビューのときに、一週間以上先送りしたタスクをリストラしやすくするため


* Toodledo での view の工夫
  * 今やるものだけ目の前に並んでいるようにする。 Star つけたものだけ表示させるとか


=== 毎日やること


+ 自動で実行されるようにすること




* 「日次レポート」の自動生成
  * 前の日の「自発的タスク」「全タスク」のログ (合計時間) をとる


* Toodledo 内の全ログを取得してバックアップ
  * Toodledo は無料ユーザだと一週間で完了タスクが消えるので、消える前に手元にためておく
  * あとから別の解析できるように


* Toggl 内の全ログを取得してバックアップ
  * (Toggl の保管期限はいつまで?)
  * あとから別の解析できるように


#* Toodledo に今日あるタスクで Toggl に 1 週間以内にないタスクは、Toggl に名前を自動登録する
#  * iOS でいちいち入力しなくていいように
#    * 両サービスで名前を一致させる (解析するときも楽)
#  * 経過時間 0 秒のタスクは作れるか?


+ 日次レビュー


* Toodledo のメンテナンス
  * 睡眠時間も含め、1 日の行動時間が 23 時間程度に収まるようにする
  * 通常、1 週間先まで調整する


=== 毎週 (土曜日) やること


+ 自動で実行されるようにすること




* 「週次レポート」の自動生成、自分へメール
  * その週の「自発的タスク」「全タスク」のログ (合計時間)
  * Toodledo の当初予定と、Toggl のログを比較できるように並べる
   * 単純に Excel 的に表にする (TaskChute を参考に)
   * (option) (Google) Calendar 上に並べる


  * その他適当に。option でカレンダー形式に並べたり棒・円グラフにしたり


    * タスク別平均経過時間
    * 時間帯別効率
    * 先送りしたタスク一覧


* Toggl と Toodledo でタスク名が一致しているか確認
* 同じタスクに対して Toggl のプロジェクト名と Toodledo のフォルダ名が一致しているか確認






+ 週次レビュー (の一部)


* Toodledo のメンテナンス
  * 先送りされているタスクの除去
    * Due Date が一週間以上古いタスクを絞り込み検索し、やらなくても問題が起こらないものは Evernote の someday ノートブックに戻す
    * やらないと問題が起こるものの対応は後述
  * タスクのうち「自発的タスク」だと思えるのに "free-will" タグがついてないタスクはないか確認


    * "free-will" タグがついていないもの、かつ Due Date が一週間以内のものを絞り込み検索する
  * Evernote の someday 領域を見て、やりたいタスクがあったら Toodledo に移動させる


* 「週次レポート」の確認
  * 「週次レポート」をブログで公開する
    * 人の目による強制力を利用
    * タスクが詰まった時期でも続けやすいよう、概要+簡単な感想のみ
  * 目標を微修正する


    * 丁度良い難易度になるように
  * 各タスクの作業内容の見直し
    * 予定と時間ログの結果が大きく乖離している場合
      * Toodledo での見積もり時間の修正
      * 予定より時間がかかりすぎの場合
        * 作業手順 (書) やチェックリストの作成、見直し
          * それをやるタスクを Toodledo に入れる
    * 先送りしてしまったが、リストラできないタスクの場合
      * ハードルを下げる


        * タスクを分解できるか?
        * Toodledo の該当タスクのノートには手順書やリストへのリンクがあり、アクセスしやすくなっているか?
        * 手順書に抽象的な記述はないか?
        * 準備の際にアクセスが困難なことはないか?
        * 楽しくないがやらなきゃいけない作業は、どうすれば楽しくできるか? (2012/01/09 追記)

    * 成功した/先送りしてしまったパターンはあるか?


      * 成功パターンは使い回す
        * Toodledo への設定反映. 繰り返しタスクならそのまま維持
      * 予定通りタスクを進めやすい時間帯はあるか? (「習慣化のゴールデンタイム」)
        * 習慣化したいタスクがあればそこに配置してみる
      * 失敗パターンは避ける
        * 再スケジューリングする

2012年1月7日土曜日

[週次レポート] 1/1-6 のまとめ


予め宣言した通り、今年の目標に関する週次レポートを書きます。

今週は週末から開始したのでたいしたことはやってないのですが、
1/6 (金) のセミナーに参加して良い影響を受けてきました。
なのでいきなり目標に関して再構築をやります (笑)。
やったことと来週やることは以下の通りです。

== やったこと

* 目標を立てた
* セミナーに参加した

== 来週やること

* 2012 年の目標とそれをサポートする行動の再構築
* Toodledo の過去ログを保存するスクリプトの作成
  * ライフログの自動取得および、別途作るかもしれないツールの一部として

2012/01/06 クラウドタスクセミナーのメモ


2012/01/06(金) に
((<"クラウド時代のタスク管理の技術&「習慣化」を考えるワーク"|URL:http://kokucheese.com/event/index/24066/>))
(場所: 西中島南方 (大阪府)) に参加してきました。
ライフハック系のセミナーへの参加は初めてでしたので、
どういう雰囲気か分からず緊張していました。
部屋に入ってみたら、数十人規模の研究会と似たスタイルでしたので安心しました。
受付で会費を払って、適当な席に座って、前説明を聞いてレクチャーを聞いて、という流れです。

大いに違った点は、司会や講師の話のうまさ。さすがです。
最後のワークや、参加者の多様さ (色鉛筆でノートを取る方がいらしたり)
も印象深いです。

以下、第一部の佐々木正悟さんによるレクチャーの中で
「おお!」と思った部分のメモの要約です。
若干文章が荒いですが、勢いを失わないうちに。

== 1. 基本的に「タスク管理ツール (Toodledo) さえ見ればいい」という状態にすべき

タスク管理ツールを見て、他のツールを「見に行って」、タスク管理ツールに帰ってくる。
カレンダーやプロジェクト管理ツールの内容を Toodledo に「落とす」「移す」ではない!
(毎日) 見に行け! 見に行かなくなったら先送りの始まり。

見に行く障壁を下げるために、
各ツールでの「フォルダ名の完全一致」 (クラウドタスク本 p.138 に書いてある) は地味でも重要。
こうしておけば、どこを見に行けばいいか一目瞭然なので。


== 2. 習慣化のゴールデンタイム (という言葉は現場では使われてなかったが) を把握する

まず 7 日間、作業のログをとってみる。
先送りした・できなかったこともログに記す。
どういう条件だと成功・失敗するかを知るため。

もし、割り込みや先送りが生じることなく
毎日同じタスクを繰り返せている時間帯があれば、そこはとても重要。
その時間帯に習慣化したいタスクを詰め込むと継続しやすい。
あるいはプロジェクトを細切れにして少しずつ回すようにする。


== 3. ログ=タスクのシステムを作る

タスクシュートの基本思想: 「パターンから未来を予測できるはず!」

「成功したパターンは未来に転記する」 => PDCA サイクルの、記録が先のバージョン

「こうやればこうなった」のログをもとにタスクや目標を組み立てると、
過去にやった実績に基づいているので、やる気も出やすい。


== 4. 同じ「アクションモード」(= 作業の種類) の作業はまとめた方が動きやすい

アクションのチェンジ回数を少なくする。
佐々木氏の場合、「アナログ作業」「Mac 操作」「iPhone 操作」などに作業を分類。


== 5. タスク管理ツールには「やること」だけが書いてあるべき

GTD の someday (いつかやる/たぶんやる) はタスク管理ツールで扱うべきではない。
何度も先送りされるタスクは原則締めだすべき。

一週間放置・先送りされたタスクは捨てるか、Evernote の「カタログ」ノートブックに追い出す。
一週間に一回、週次レビューで中を見て、やることだけ Toodledo に引きずり出す。

2012年1月6日金曜日

2012 年の目標・生活習慣 (第一版)


注意: この内容は改訂されました -> ((<"2012 年の目標・生活習慣 (改訂版)"|URL:http://epa.scitec.kobe-u.ac.jp/~noda/diary/?date=20120108#p01>))

((*年末まで覚えていない「今年の目標」立てなんて単なる儀式にすぎない!*))

ということで、良い目標の立て方に関して聞きかじった知識を動員し、
2012 年の自分の目標 (+α) を設定してみた。

最初に、今年の目標を述べると、

  2012 年 10-12 月平均の 1 日あたり『自発的タスク消化時間』を 2012 年 1-3 月平均よりも 2 時間増やす

である。
そのために、いわば時間の「はかるだけダイエット」をやることにした。
詳しくはこの後で。
いろいろサボるための抜け道は残っているだろうが、
万全を期しているうちに忘れてそのまま立ち消えになりそうなので、とりあえずこれでスタートする。


== 目標設定

=== 1.  去年に問題に思っていたことを解決する内容

* ポイント
  * モチベーションが高いので簡単には放り出さない
  * 人生の目標の一部となるような問題であるのが望ましい

自分はどうも遊ぶのが下手である。
他の人が休日に遊んでいる話を聞いて
「なんであんなに忙しいのにあれこれできるんだ!?」
と羨ましく思う。
それに比べて自分は、ひどい日は、
研究などの自分の作業さえできない日もある。
メールの読み書きやミーティングへの出席だけで一日が終わり、
「研究が進められなかった…」と嫌悪感にかられながら帰宅することもあった。
時間の作り方が下手というか、要領が悪いのだろう。

というわけで、
趣味の時間や自分自身の作業の時間を作るのを目標にした。
このあと、もう少し練っていく。

=== 2. 客観的、計測可能

* ポイント
  * 達成したか否かが一発で分かる
  * 自分ひとりでは誤魔化しにくい

他者の視点から判断できる、客観的な目標を立てよという話を聞く。
よく挙げられる例としては、資格の合否や点数。
自分の場合は、「自発的なタスクをこなせた時間」を予め定義して
機械的に計ることにした。
「自発的なタスク」とそうでないタスクの定義は以下のとおり。
実際には分類に苦しむものもあるが、こういう方向性、ということで。

==== 「自発的タスク」とは

「やりなさい」「やるべき」とは言われてなかったり、
明確な締め切りがなかったりして、
放っておいたらそのままズルズルとうしろに行ってしまうもの。
重要だけど緊急ではないタスク。準備時間も含む。

* ランニング
* 研究活動
* 研究以外の勉強
* 読みたい本の読書
* 行ってみたい場所に行く

==== 「自発的タスク」ではないタスクとは

「やりなさい」「やるべき」と言われているもの。
締め切りがあって、放っといたらつつかれるなり、怒られるなりするもの。
緊急だけど重要とは限らないタスク。準備時間も含む。

* メールチェック
* 参加必須のミーティング、セミナー
* いろいろな当番
* 学会発表やその準備

=== 3. 他者の都合に左右されにくい

* ポイント
  * 人のせいにしづらい条件にすることで、安易に放り出さないようにする

スケジュールは他人の都合に結構左右される。
割り込みタスクを完全に排除するのは不可能。
ということで、割り込みタスクは折込済みで計測、比較する。
また、「○時間」という絶対的な時間で目標を立てるのではなく、
「10-12 月の平均が 1-3 月の平均に比べて○時間長い」という相対的な目標にした。
3 ヶ月平均にしたのは、結果をならすため。
たとえば 12 月だけで判定するようにしていると、
その月に偶然割り込みタスクが多く入っただけで目標達成が困難になるからである。

日々の生活を改善するのが本来の目的なので、
細かい数字にはこだわっても仕方がない。

== 4. 実現可能性は高すぎず低すぎず

* ポイント
  * 程よい緊張感をもたせる

とりあえず、
10-12 月は 1-3 月に比べて「自発的タスク」消化時間を 1 日あたり 2 時間増やす、とした。
2 時間という数字には根拠はない。
主観的に、明らかに達成不可能ではないが、ちょっとしたズルでは達成できない量は
この程度かな、と思ったにすぎない。
これは 1 ヶ月くらい統計をとってみて、手応えをもとに修正するかもしれない。


== 目標を忘れないようサポートする行動

目標を立てただけだと忘れたりするので、
サポートする仕組みをつくる。

=== 1. 公言する

公言することには賛否両論あるらしい。
公言することで、半分達成したかのような気分になってしまうのでやらなくなる、という意見もあるようだ。
ここでは「なかったことにしづらくなる」効果が大きいと思って公言する。
自分ひとりだと「ま、いっか」で闇に葬るのは必至だろうし。

具体的にはこの場で発表している。
また毎週、「週次レポート」を公開することにする。

=== 2. 忘れない仕組みを作る

「週次レポート」を出すのを忘れたら意味がない。
ということで、自分宛にリマインドメールを定期的に送るようにしておく。
リマインドメールにはこのブログの URL も書いて簡単に見直せるようにする。

=== 3. 計測の手間を減らす

「週次レポート」の集計が面倒だと
「今週は忙しいのでまたあとで」と逃げるかもしれない。
これはプログラムによる自動集計、レポート自動生成を予定している。
具体的には以下を考えている。

==== 計測方法

タスク管理サービス Toodledo で一日を回す訓練を続けていることを前提とする。
12 月一杯は続けられたので、三日坊主になることはないだろう。

* 「自発的タスク」には Toodledo で特定のタグをつける
* 一日に一回、その日に実行できた「自発的タスク」を自動で取得、解析
  * 一日に、当初予定していたタスクの実行率は?
  * 「自発的タスク」の実行率は?
* 一週間に一回、「週次レポート」を自動生成し、自分や web に投げる

=== 4. 罰を設定するなど、やらないでいられないようにする


自動投稿ができる場合は意味がないが、
手動で投稿することにした場合は、
忘れたら研究室の飲み物代に 100 円寄付するなどを設定するかもしれない。

あえて結果を手動で投稿する仕組みにすることで、
悪い結果を恥じる心理的罰を与えることも考えている。
でもこれは投稿しなくなるきっかけにもなるので諸刃の剣か。
「今日は週次レポートの発表日です」だけ自動投稿にして
逃げられないようにするのもありかな。


== その他

=== その他、目標達成を支援しそうなこと

はかるだけダイエットは、はかっているだけでは痩せない。
ということで定常的に以下を行う。

* 各作業の見直し、高速化
  * 作業手順書やチェックリストの作成、見直し
* Toodledo の毎日のメンテナンス
  * 睡眠時間も含め、1 日の行動時間が 23 時間程度に収まるようにする

=== とりあえずやった/やること

今後の具体的行動は以下のようになる。

* 完了
  * 今後一週間、各日のタスク量を計算するプログラム作成
  * 上記プログラムを利用して毎日自分にタスク調整を促すレポートが来るように cron  設定
* 今週から来週
  * 週次レポートの自動集計システムの作成と設置
  * 1/7 (土) に最初の進捗状況 or 週次レポートを公開する
* 1 月中
  * 計測結果をみて目標を微修正する

以上。