2015年10月27日火曜日

[語学学習] Lang-8 で世界ランキング8位になるのに役立った3つのコツ



煽り気味のタイトルですが、
Lang-8 の英語学習者の中で8位になったのは本当です(上の画像を参照)。
狙って取ったというよりは、やりこんでいたら結果的にそうなっていました。

Lang-8 は、ざっくり言うと「外国語を添削し合う SNS」です。
私は英語を添削してもらい、日本語を添削しています。
詳しくは以下の実物を見てください。

    外国語を学習するならLang-8
    http://lang-8.com/

具体的な数字を挙げると、
3日間毎日3時間ずつかけて合計 77 本の日記を添削した結果、
16460 ポイントを獲得して8位になりました。

このエントリでは経過を振り返り、
結果的にポイントを稼ぐのに有効だった、
と思えるコツを3点述べます。
といっても裏ワザ的なものは使っていませんので、そういうのは期待しないでください。

なお、
「たくさん添削する」
「ポイントの倍率が高くなっている日記を添削する」
は、当たり前すぎるので予め除外します。

1. 皆が敬遠する日記に手を付ける


ポイントが高い日記は限られています。
待てば新しく追加されるでしょうけれど、
ずっと画面にかじりついてリロードし続けているのは、
いかにも効率が悪いですし、つまらないですよね。

なので、みんなが敬遠している日記、具体的には

・長文
・ぱっと見、何を言っているのか全く分からない(語順や単語が無茶苦茶)
・内容が難しい(会社や大学の志望書など)

というような日記に手をつけます。
また、Lang-8 のシステムでは、長時間添削されていない(≒みんなが敬遠している)日記に
ポイントが高く設定されるようですので、一挙両得です。

たとえば、長文の留学志望書を添削したところ、
一気に 1100 ポイントを獲得したことがあります。

2. より良い文章にならないか考える


文章に直す場所がないときは「パーフェクト」のボタンを押すのですが、
これはどうやらポイントにならないようです。

私の場合、より良い文章にならないか考え、できるだけ直すようにしていたので、
結果的にポイントが多く入ったようです。

ただしこれは、ちょっと注意が必要です。
たとえば初心者に微妙なニュアンスの修正をすると
「合ってるはずなのに何故直すの? 間違いなの?」と混乱を招くことがあるからです
(実際にありました。これはまた機会があれば紹介します)。

相手が上級者のようでも、混乱を招くかもと思った場合は
どういう意図で直したか、できるだけコメントを入れるようにしました。
たとえば「日本語としては間違いではないですが、こちらの表現のほうが自然です」という感じです。

部分的に意味が取れない場合も、直せる場所だけ直して
「◯◯の部分は意図がわからなかったので、そのままにしています」
というコメントをつける対応をしました。

良い文章に直すと、他の添削者から「Good」をもらえることが多くなり、
さらにポイントを得ることができました。

3. 辞書を引いたり、検索したりする


考えるだけではどうしても分からないこともあります。
相手が難しい日本語を使っていたり、
原語が残っているような表現に出会ったりするからです。

前者の例では、「現を抜かす」という表現が使われている際に
「現を抜かす、ってこの文脈で使って良いのだっけ?」
と確認するために国語辞典を引きました。

後者の例では、「広場」を「公園」の意味で使っていると思われるケースがあり、
文章内の固有名詞をキーワードに検索で「◯◯公園」という日本語名を確認し、
確信を得たことがあります。

さいごに


人によっては、あまり時間をかけずに簡単な文章をどんどん捌いていくことで
ポイントを得ている場合もあると思います。

しかし、Lang-8 には謙虚な添削者が
ポイントを多くもらえる仕組みが凝らされているので、
謙虚にやるほうが良いと思います。
もともと、助け合いが目的のサービスですし。

また、謙虚にやることは自分のためにもなります。
「この文章、日本語は合っているけど、どうもおかしい。しかし何がおかしいのだろう?」と考えたり、
曖昧に理解していた表現に辞書を引いたりすることで、自分の日本語も磨かれるでしょう。