自分なりのカスタマイズを書いておきます。
ちなみに OS は Debian Linux 9 (Stretch)、デスクトップ環境は GNOME3 です。
自動起動
インストールした直後の状態では fcitx は自動起動せず、ログインするたびに
$ fcitx &
を叩く必要があり、面倒です。
自動起動させるために設定ファイル
~/.config/autostart/fcitx.desktop (名前は適当)
を作って、中に
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=fcitx
Exec=/usr/bin/fcitx
と記入しました。
ログインし直すと、fcitx が自動起動し、左下にキーボードのアイコンが見えます。
アイコンはすぐに最小化されてしまいますが、
画面左下端にカーソルを持っていくと「>」が表示されます。
これを一度クリックすると、常に表示されるようになります。
「変換」で入力メソッドオン、「無変換」でオフにする
「全角/半角」でトグルするのはやめて、Mac っぽくします。
これは fcitx-mozc というよりは fcitx 全体の設定のようです。
先述のキーボードのアイコン(mozc がオンの場合は mozc のアイコン)を右クリック
→ 「設定」(追記:「アクティビティ」の「fcitx 設定」からも行けます)
→ 「入力メソッドの設定」が立ち上がるので「全体の設定」タブを選択
→ 「拡張オプションの表示」にチェックを入れる
→ 「入力メソッドをオンに」の横の「空」を選択し、「変換」ボタンを押す。
→ 同様に、「入力メソッドをオフに」は「無変換」ボタンを押す。
ちなみに「入力メソッドのオンオフ」項目は触りませんでした。
本当は誤動作防止のために「空」にしておきたかったのですが、
やり方が分かりませんでした。
ユーザー辞書の引き継ぎ
データのエクスポートは既に出来ているものとします。
mozc をオンにする(上記の設定をしている場合は端末かエディタを開いて「変換」を押す)
→ 先述のキーボードのアイコンが mozc のアイコンに変わっているのを確認して右クリック
→ 「Mozc ツール」
→ 「辞書ツール」
→ Mozc 辞書ツールが立ち上がるので、「管理」を選択
→ 「新規辞書にインポート」あるいは「選択した辞書にインポート」のどちらか好きな方を選択
→ エクスポートしておいたファイルを選択。エンコードなどは「自動選択」のまま放置。
成功すれば、辞書の内容が引き継がれます。