2017年6月25日日曜日

[Debian] fcitx-mozc の初期設定

さっきの記事([Debian] uim-mozc を捨てて fcitx-mozc に乗り換えた)の続きです。
自分なりのカスタマイズを書いておきます。
ちなみに OS は Debian Linux 9 (Stretch)、デスクトップ環境は GNOME3 です。

自動起動


インストールした直後の状態では fcitx は自動起動せず、ログインするたびに

    $ fcitx &

を叩く必要があり、面倒です。

自動起動させるために設定ファイル
~/.config/autostart/fcitx.desktop (名前は適当)
を作って、中に

    [Desktop Entry]
    Type=Application
    Name=fcitx
    Exec=/usr/bin/fcitx

と記入しました。

ログインし直すと、fcitx が自動起動し、左下にキーボードのアイコンが見えます。

アイコンはすぐに最小化されてしまいますが、
画面左下端にカーソルを持っていくと「>」が表示されます。
これを一度クリックすると、常に表示されるようになります。

「変換」で入力メソッドオン、「無変換」でオフにする


「全角/半角」でトグルするのはやめて、Mac っぽくします。
これは fcitx-mozc というよりは fcitx 全体の設定のようです。

先述のキーボードのアイコン(mozc がオンの場合は mozc のアイコン)を右クリック
→ 「設定」(追記:「アクティビティ」の「fcitx 設定」からも行けます)
→ 「入力メソッドの設定」が立ち上がるので「全体の設定」タブを選択
→ 「拡張オプションの表示」にチェックを入れる
→ 「入力メソッドをオンに」の横の「空」を選択し、「変換」ボタンを押す。
→ 同様に、「入力メソッドをオフに」は「無変換」ボタンを押す。

ちなみに「入力メソッドのオンオフ」項目は触りませんでした。
本当は誤動作防止のために「空」にしておきたかったのですが、
やり方が分かりませんでした。

ユーザー辞書の引き継ぎ


データのエクスポートは既に出来ているものとします。

mozc をオンにする(上記の設定をしている場合は端末かエディタを開いて「変換」を押す)
→ 先述のキーボードのアイコンが mozc のアイコンに変わっているのを確認して右クリック
→ 「Mozc ツール」
→ 「辞書ツール」
→ Mozc 辞書ツールが立ち上がるので、「管理」を選択
→ 「新規辞書にインポート」あるいは「選択した辞書にインポート」のどちらか好きな方を選択
→ エクスポートしておいたファイルを選択。エンコードなどは「自動選択」のまま放置。

成功すれば、辞書の内容が引き継がれます。

[Debian] uim-mozc を捨てて fcitx-mozc に乗り換えた

Debian 8 (Jessie) から 9 (Stretch) にアップグレードした際に uim-mozc が不調になりました。

症状は

  • 「変換」ボタンを2回押すとクリップボードの内容がペーストされてしまう(Mac を使ってた時の名残で「変換」に「IMEオン」を割り当てているのです)
  • GUI の設定アイコンを選択しても何も起こらない
  • /usr/lib/mozc/mozc_tool コマンドを叩いても起動しないときがある

です。

いろいろいじってみましたが、自分では対処できなかったので、
これを機に fcitx-mozc に乗り換えました。
設定は以下のページを参考にしました。

2017年4月23日日曜日

Windows で PDF ファイルのサムネイルを表示させる

64bit の Windows だと PDF のサムネイルが自動表示されないので、Windows Explorer で PDF のサムネールプレビューを有効にするを参考に、以下のようにしました。

    Acrobat Reader DCを開く→「編集」→「環境設定」→「一般」→「Windows Explorer で PDF サムネールのプレビューを有効にする」のチェックを入れる→「OK」

10秒ほど、設定中の画面が出るので待ちます。
これが終わると PDF のサムネイルが表示されるようになりした。

上記は Windows 10 で動作確認しました。

2017年4月19日水曜日

Debian 9 (Stretch) で Ctrl と Caps Lock の入れ替えに Tweak Tool を使う

※注意:執筆時点で Stretch は testing なので、今後状況が変わるかもしれません。

Emacs 使いということもあって、Ctrl と Caps Lock を入れ替えて使っています。
デスクトップ環境は GNOME です。

Debian Wheezy では CapsLockをCtrlにするまとめ - Λlisue's blog のように

    「設定」→「キーボード」→「タイピング」→「レイアウトの設定」→「オプション」→「Ctrl キーの位置」→「Ctrl と Caps Lock を入れ替える」

で設定できたようなのですが、Stretch になると、「キーボード」を選択した先に「タイピング」が見つからず、キーボードショートカットの設定しかできないようです。

代わりに xmodmap を使うことも検討したのですが、GNOME Tweak Tool というツールもある(昔からあったもよう)ことも知り、こちらを使うことにしました。

手順は、

    「Tweak Tool」→「タイピング」→「Ctrl キーの位置」→「Ctrl と Caps Lock を入れ替える」

です。

変更は速やかに適用され、再起動後も有効でした。

参考: keyboard - How do I remap the Caps Lock and Ctrl keys? - Ask Ubuntu