2011年9月17日土曜日

VAIO Z が届いた


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注文から一ヶ月近く。 待ちに待った VAIO Z (VPCZ21AJ) が届いたのでファーストインプレッションを書きます (tDiary の画像アップロードテストも兼ねています)。 写真がブレブレですみません。
このブログも VAIO Z から書いています。

大きさ

まず大きさから。 比較に MacBook Air 11 インチ (以降、MBA) を並べています。 横幅がちょっと長め。
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A4 の紙を乗せてみたところ、 短辺は同じくらいですが 長辺は VAIO のほうがやや長い。
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小さいカバンからは、はみ出るかもしれないですね。

厚み

次に厚み。 スペックとの両立をがんばったためか、 MBA に比べるとやや厚め。それでも厚さ 16.65 mm とのことで、 他のノートパソコンと比べると薄めです。
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ちなみに Let's note T7 と比較するとこうなる。 いかに薄い (Let's note が厚い!?) かが分かります。 3 倍くらい違いますね。
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ちなみに VAIO Z + MBA < Let's note の式が成り立ちます。
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全部重ねるとこんな感じ (やりたかっただけ)。
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重さ

持った印象は重くもなく軽くもなく。 デフォルトでは約 1.150 kg だそうなので 他の軽量のノートパソコンとはあまり変わらない重さです。

開けてみたところ

開けるとこんな感じ。 画面はいわゆる Full HD (1920x1080) です。 単位長さあたりのドット数では 携帯には負けるものの、細かい。 窓を複数個も並べながらの作業がはかどりそうです。
当然字は小さくなるので姿勢が前かがみにならないように 気をつけなくてはならないと思いました。
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キーは薄い。MBA になんだか雰囲気が似ている。 キーの厚みとしては VAIO のほうが心持ち薄いようです。 自分としては、押し込む距離が短くなったので、 打鍵速度が上がったように感じます。 打鍵音は MBA よりやや大きめ。まあ許容範囲内です。
しかしタッチパッドは使いこなせていないせいか、 なんとなく感度が悪い。 二本指でのスクロールは MBA と比べて明らかに感度悪いです。
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ふたを開けるとふたの奥が接地して支点となり、 結果として本体の奥が浮きます。 見た目のために、開けるとヒンジが隠れるようにした結果、だったかな? 本体の底からの吸気もしやすくなります。
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ちなみにこれを見た何人かから「設計ミス」と言われました (笑)。 筐体が上下するというのは、可動部分のない SSD を採用しているからこそできる構造ですね。

SSD について

個人的には SSD になって一番良くなったのは、 速度よりも持ち運びに気を使わなくなった、ということです。 待ち合わせをしていて、相手がきたらぱっと閉じてカバンに放り込んでも大丈夫なことから、外で使用する機会が増えそうです。 ちょっと生活が変わるかもしれません。
もうひとつの SSD の利点は読み書きの速度ですが、速い速い。 第三世代 (詳細は知らない) の SSD 2 本を RAID 0 でつないでいるとあって OS 起動は高速。 電源ボタンを押してからログイン画面になるまで 12-13 秒くらいでしょうか。 サスペンドからの復帰は 10 秒くらい、 スリープから覚めるのは 5 秒くらいでした。 ちなみに Let's note T7 の場合はサスペンドからの復帰やサスペンドに 1 分から数分かかっていました。 空き時間の有効活用が進みそうです。

廃熱・騒音

CPU は Core i5 2540M を選びました。 キャンペーン中につき、あと数千円積めば Core i7 も選択できたのですが、他のサイトのレビューにて Core i7 を積んだモデルの熱が結構激しいという 結果があり、 仮に Core i7 を選んで爆熱で ファンが爆音のときに後悔すると考え、1 ランク落としました。
で、結果はというと、 デフォルト設定では 負荷をかけるとファンの音がめちゃくちゃうるさくなります。 通りがかった方に壊れてるんじゃないかと思われたくらいです。 いやはや、これまでに所有したマシンの中で 1, 2 を争うくらい。 騒音計的にはどうなのか分からないですが、 高周波音なので不快さが増しています。 音がキーーーーーーーーーン、ということで こいつの愛称は「アラレちゃん」が最有力候補です。
ファンの設定をいじるとそれなりに静かになります。 方法は、
[すべてのプログラム] -> [VAIO の設定] -> [電源・バッテリー] -> [電源オプション] -> [静かさ優先]
です。ファンの設定なのに「電源オプション」にあるのは間違っている気がします。 CPU にどれだけ電力を供給するか、という意味なのでしょうか。

ノイズキャンセリングヘッドホン

マシンから電源供給するタイプです。 ノイズキャンセリングヘッドホンは初めて使うのですが、 結構いい感じで遮音されています。 空調やデスクトップ計算機の「ゴー」という音がほとんど聞こえなくなりました。
VAIO のファンの「キーン」は高音のせいか ほとんど消えないですけどね。

別売バッテリーパック

出張でバッテリ切れに悩まされることがないよう。 別売バッテリーパックも同時に購入しました。 メーカーによると、内蔵バッテリと合わせると 最大 17.5 時間持つそうです。 ということはこれまでの経験的に実質 6-9 時間くらい持つの ではないかと思います。
裏面にある小さなふたを開けて装着します。 追加バッテリの中にふたをしまっておくスペースがあるのでふたをなくす心配がありません。 ドライバ不要なのはよいのですが、 ねじを手でくるくる閉めないといけないのは人によっては不評のようです。 当然重量が重くなるので (+500 g)、コンセントが確保しづらい出張時にしか使わないと思います。

その他雑感

全体的には 5 段階評価で 3.5 です。 「キーン」が酷いのが評価を悪くした最大の原因です。 とはいえ、こいつにはバリバリ計算させるつもりはないので普段はファンの音を抑えながら (ということはパフォーマンスも抑えている...) 使っていくことになると思います。 薄いキーボードと SSD によって自分のパフォーマンスや行動、時間の使い方が改善されることを期待しています。
上記に紹介以外にもいくつかオプションをつけたので 現在の自分にはややオーバースペック気味なのですが、 保証期間が切れる 3 年後まで使い倒すことを考えると妥当だと考えています。
これまでの経験として、悩んだあげくに外したオプションがその 1-2 年くらい後に必要になって面倒なことになる、というのを幾度も経験してきたからです。 無線 LAN とか、Bluetooth とか、ウェブカメラとか。

(余談) Dock は?

Dock は注文しませんでした。 外付け DVD ドライブは既に持っているし、動画の編集をするわけではないので。 ですが、過去の法則に則れば これも後で「買っておけばよかった」になるのかもしれません。
#「クアッドディスプレイにしたい」とか思うようになるのか...?

2011年9月10日土曜日

[travel]新幹線内の無線 LAN を格安で利用する方法


出張で新幹線を利用するとき、
ネットにつないで作業したいことがあります。

私は出張用に e-mobile を使っているのですが
トンネルに入ったときに切れるのが難点です。

新幹線内の無線 LAN を使えばトンネルでも切れませんが、
たとえば Yahoo! BB などの特定のサービスと契約する必要があります。

新幹線利用時のためだけに、わざわざもう一個契約するのは料金がちょっと、
と諦めていたのですが、先日ワイヤレスゲートというサービスを知りました。

株式会社ワイヤレスゲート 全国どこでもワイヤレスブロードバンド
http://www.wirelessgate.co.jp/

月 380 円で、新幹線だけでなくいろいろな場所の無線 LAN が使えるようになります。
これくらいの金額なら普段使っているサービスを補完する用途で使えます。

たまにしか使わない場合は、1日コース (380 円) を使うか、
その月内で一旦解約することになるかと思います。

最初につなぐ際は、WEP キーと設定方法をローカルに保存しておくことをおすすめします。

ちなみに新幹線内無線 LAN の速度は一編成あたり最大 2 Mbps で、これ利用者で分け合う形だそうなので、
動画などの重たいもののダウンロードは避けたほうがいいです。