2015年2月2日月曜日

2015年の目標と、目標設定に紆余曲折した一ヶ月

気がついたら2月になってしまいましたが、
今年(2015年)の目標を公開します。

その前に、目標が決まるのが
2月にずれ込むまでの紆余曲折を書きます。

目標だけ見たい人はエントリの一番下をご覧下さい。

新年の目標...?


第一に頭にあったのは、
「新年に目標を立てても三日坊主にしたくない」
ということでした。

新年、1月1日に目標を立てる人はたくさんいますが、
三日坊主とか、次の月には忘れてる、だと意味がありません。

だったらいっそのこと目標なんか立てなくていいか、
とも思ったのですが、漫然と過ごすのも嫌なので
少なくとも何らかの指針は立てようと考えました。

年始からのアメリカ出張


何にしようかな、と考える間もほとんどなく、
年始からアメリカに出張があったので、
そちらの準備に追われていました。

実はアメリカに行くのは初めてだったので、
頭の中はアメリカや英語のことで一杯でした。

1年のほとんどは日常だから(当たり前ですが)、
非日常であるいま思案しても、
今の状況に引きずられるだろう、と思い、
今年の目標のことはあまり考えませんでした。

帰国しても、一週間くらいは
アメリカ熱が冷めるのを待ちました。

英語にしよう、と思う


出張で英語に苦労したので、
やはり英語は懸案事項だと思っていました。

1週間経った時点でもこの思いは変わらなかったので、
今年は英語を強化することに決めました。

1年後にもアメリカ出張が入る可能性が高く、
モチベーション維持という点でも期待できそうでした。
英語に関する失敗がいくつかあり、
同じ轍は踏みたくありませんでした。

具体的な目標は?


しかし単に「英語を鍛える」という目標だとぼんやりしています。
振り返った時に「けっこう頑張った」というような
主観的評価だけで終わってしまいます。
それだと実際には何も伸びていない恐れがあります。

よく聞く話で、具体的、できれば客観的に数値で計測可能な目標を
設定するのが良いとされています。

だとすると、TOEIC みたいなテストがいいかな、
と思ったわけです。
客観的かつ数値的という点では優れているからです。

現実的な目標は?


TOEIC と決めてから、調査を始めました。
何点取るのに何時間くらいかかるのか、
有効な勉強方法にはどういうのがあるのか、などです。

TOEIC と思った瞬間に「900点」という数字が浮かびましたが、
これは今の私が1年間で取れる数字かどうか、裏付けが欲しかったのです。

無茶な目標設定をして無茶な勉強量をこなすのは
挫折のもとになるのは明らかだったので、
現実的な目標を設定しようと思ったのです。

「TOEIC 900点」などのキーワードで検索して、
必勝!TOEIC900点勉強法
というサイトを見つけ、それが本になった
30日間で900点! 英語嫌いな私のTOEIC(R)TEST勉強法
を読んで効率のよい勉強法とはどういうものか調べました。

もちろん、タイトルの通り 30 日でやるのは
超人的な根性と時間が必要なので
あくまでも勉強内容の調査として、です。

本当は TOEIC がしたいわけではない!


上記の本からは、効率の追求という点で、
よく考えているなと関心はしましたが、
この本の通りにやるのはやめようと思いました。

あまりにも TOEIC に特化しすぎていて、
私のやりたいことと乖離していると気づいたからです。

TOEIC の点数だけ高くなっても仕方ないじゃないか、と。

もともと、英語をやろうと思った動機は英会話でした。
出張先で買い物や手続きをしたり、仕事で会話したり。

あと、日常のメールや論文の読み書きが捗るようになると
勉強のしがいがあるでしょう。

なので、TOEIC はあくまでもベンチマークに過ぎず、
別の目標が必要ではないかという考えに至りました。

具体的なイメージを求めて


結果的に TOEIC は受けるだろうが、
何か目標となるイメージがないと TOEIC に引きずられてしまう。
過去の経験からそう思いました。
1年も放っておくと、当初の考えはどんどんドリフトしてしまうものです。

なので、放っておいてもドリフトしないイメージが必要でした。
ここをいい加減にすると1年が無駄になりかねない。

まずは同業者で英語の上手い日本人を目標にしようとしましたが、
適当な人が思いつきませんでした。
英語がうまい人はたくさんいますが、
その人が英語で喋っている様子が上手く像を結びませんでした。

ヒントを求め、英語関係のサイトをサーフィンしていました。

ネイティブの小学校低学年、という目標


結局、
英会話がぐんぐん上達!瞬間英作文とオンライン英会話 独学勉強法とおすすめ教材・本 2014
というページを経て以下の動画にたどり着きました。

ネイティブの小学2年生のインタビューで、
0:52 から話す子と、2:02 から話す子が見どころです。


語彙は文字通り小学生並でしょうけど、
単純な構文なら瞬時に構築できて、
かつ発音もネイティブが聞き返したり
誤解したりすることのないレベルだと想像します。
また当然ながら、ネイティブの大人が言うことも聞き取れるでしょう。

非ネイティブにとっては、これは上出来だと思いました。
現時点では、レストランやファストフード店の注文で
意図しないオーダーが通ったり、
仕事での会話が聞き取れないことが頻発したりという状況ですので。

ちなみにこれは動画なので、
あとで見返して脳内のイメージを復活させることも容易です。
日本人の小学生の日本語力から類推することもできます。

というわけで、
「ネイティブの小学校低学年並みの英会話力を得る」
というのが目標になりました。
これは暗に「読み書き」より「話す聞く」を
優先的に鍛えるという意味も含んでいます。

では勉強法は?


目標が決まってからしばらく、勉強法が定まりませんでした。

最初は「瞬間英作文」という手法を見つけて
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
という本をやろうかと思い、本の入手もしましたが、
「本当にこれが最初で良いのか」という不安があって手をつけませんでした
(この本自体は、時期がきたらまた使おうとは思います)。
練習が単調なのも、挫折する不安が誘われました。

再度ネットを巡回していると、
英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる
という本を見つけ、洋楽をもとに発音練習を重点的にやる方法を知りました。
ちなみにこの方法は
英語・ 発音・ 語彙/英語耳
というサイトが元になっており、要点はこのサイトで尽きています。
発音練習用の音声教材は本の付属 CD に収録されています。

この本のもうひとつの特徴は、
モチベーション維持についても紙数を費やしているところです。
また「300回」などといった具体的な数字で
ゴールを示しているところが気に入りました。

「英語耳」はこのブログを書いている時点でも続けています。
まだ 10 日あまりですが、日に日に耳や口に変化が生じて楽しいので、
たぶん今後もしばらく続けられると思います。

1年先、あるいは2年先までのスケジュール


英語耳の後のスケジュールも考えていますが、
今のところは先ほどの「瞬間英作文」の筆者の提唱する
英語上達完全マップ ( 書籍版 )
や、それをもとに実践してみた人による
英語上達完全マップを10ヶ月やってみた
あたりを参考にスケジュールや教材を決めようと考えています。

後者のサイトでは 10 ヶ月で TOEIC 300 点 (推定) -> 890 点という
目覚ましい成果を収めていますが、
働きながら1日5時間の勉強時間を
維持するという業を筆者はやってのけています。
これは私には辛いので、2年くらいかけることになると思います。

結論:2015 (2016) 年の目標とその達成方法


長いエントリになりましたが、結局まとめるとこうなります。

  • 目標:ネイティブの小学校低学年並みの英会話力をつける
  • 方法:「英語上達完全マップ」を参考に勉強する
    • 2015/02 現在は発音練習として「英語耳」を使用

あくまでもベンチマークとして、TOEIC も受けるつもりですが、
TOEIC に特化した勉強は極力しないつもりです。
試験慣れのために、直前に本番形式の演習はやるかもしれませんが。

TOEIC の点数は、現時点の実力はわからないので、
いつに何点を目指すべきかは不確実です。

何年も前に受けたときには 600 点台を何度か取っているので、
現在、耳が良くなったのを加味して 700 点相当と仮定します。
来週模試を受けるので、その点数次第で修正はありえます(おそらく下方修正?)。

100 点上げるためには 300 時間くらいの勉強が目安のようですので。
無理なく、1日1時間の勉強で、1年で 100 点上昇するとすると、
2015 年末に 800 点、2016 年末に 900 点突破となります。

さて、年末にはどこまで力がついているのか、
それともこの目標自体を忘れてしまうのか。
細く長くでも続けて、英語力を上げられればと思います。

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